著書紹介

  • 中村 敦夫: ごみを喰う男

    中村 敦夫: ごみを喰う男
    俳優で政治家経験もある著者が、ゴミ、産廃問題を下敷きに描く社会派推理。現場調査を重ねた意欲作。 ゴミを通して現代が見える。

  • 中村 敦夫: 「さらば、欲望の国」

    中村 敦夫: 「さらば、欲望の国」
    欲望の大国から、環境立国へ! 現在の日本・世界が抱える様々なテーマを入口に、その構造を突き詰める。地球の限界についての認識と、社会やライフ・スタイルの転換を熱く提唱する。

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2004-11-29

寺に入る

 11月20日から6日間、徳島で過ごした。そのうちの5日間は、毎日、真言宗の寺に通った。
 そこの住職に、仏教の手ほどきを受けるためである。宗派にはこだわらないが、たまたま住職が博識の友人だったからである。
 かねてから、仏教には興味を持ち、数冊の本は読んでいた。しかし、本ではなかなか実感が湧かない。「現場に入る」というのが、何をする場合でも、私の方法論だ。政治を離れて、やっと余裕ができたので、以前からの念願を果たすことができた。やはり、寺の中から仏教を見ると、風景がまるで違う。急に仏教が身近なものに感じられてくる。
 私の興味というか、研究テーマは、仏教と環境主義、平和主義の接点を探ることだ。
 仏教は、宗教と言うよりも、人間の高級な知恵が歴史的に積み上げられてきた哲学のデパートだと考えている。学ぶべきことが途方もなく多いが、ここにすばらしい宝が隠されているような予感がする。

2004-11-15

俳優復帰第一作は、武田信玄役

 今後、自分が何をやるかは、じっくり考えたいと思う。俳優業の方は本職だから、よいものがあれば、来年くらいからボチボチ始めてもよいと思っていた。
 ところが、急な話が飛び込んできた。
 テレビ東京の新春ワイド時代劇「国盗り物語」(司馬遼太郎・原作)で武田信玄役をやってくれとのことである。制作会社は、「木枯し紋次郎」を作ったプロダクションなのでなじみは深い。役名は大きいが、出演場面は少ない。今の状況からすれば長期間撮影に入る余裕はないので、条件としては悪くなかった。いろいろ考え、出演を承諾した。
 やる気になったもう一つの理由は、私自身が武田信玄ファンだからだ。塩山の菩提寺を見に行ったことがある。久しぶりの復帰で、どんなものになるのか。

2004-11-08

ひといきついて

 全国選挙の後始末、解党に伴う諸手続き、残された膨大な資料の移動や整理など、宴の後の大掃除にやっとめどがついた。
 ひといきつくまで、約4ヶ月もかかったことになる。国政での6年間は無我夢中で仂いたが、いろんな意味で毎日が勉強になった。4年制大学と2年の大学院に通ったような、いやそれ以上の知識や情報の習得期間となった。
 政治は制度や立法をめぐり賛否の態度を決め、行動する表層的な場所だ。しかし、それを選択するには、理念や哲学が本物でなければならない。それは、歴史や伝統の深層に脈々と流れ、人々の心の奥に沈潜している。政界を離れた私の興味は、その深い部分への旅に向かっている。
 深層で何かを発見できれば、表層の政治ももっと豊かになるだろう。
 本職の俳優業は、ガツガツではなく、ボチボチ良いものを選んで続けようと思っている。