南方熊楠について

(写真:田辺市の熊楠邸にて)
近代日本のエコロジーの先駆者として、南方熊楠について調べている。
熊楠は、植物学者、特に粘菌の研究者として、世界有数の学者だった。また、民俗学者として、柳田国男と並び称されているが、国学の範囲に固執する柳田と比較すると、熊楠はローカルなものから、普遍的な摂理を見出した点で、民俗学を国際的学問に昇華させた。
明治政府の神社合祀令に伴う森林伐採に反対し、現在世界遺産になった熊野の森を護ったことでも知られている。
今月中旬、和歌山県の那智、紀伊勝浦、田辺、中辺路など、熊楠ゆかりの場所を訪れて、当時の状況を見聞してきた。多くの方々が、私の調査に協力して下さった。改めて、お礼を申し上げます。
【今回訪れた場所】
那 智:熊楠が3年間逗留した宿・大坂屋跡(現・久原家)
那智大社、青岸渡寺、陰陽の滝(森の書斎)
天 満:熊楠の逗留した千代田屋跡、南海病院跡
勝 浦:弟の経営した酒造会社「世界一統」支店跡
田 辺:後半世を過ごした熊楠邸と仲間たちの住居跡。
高山寺(墓)、神島、闘鶏神社、錦城館跡、
神楽神社、猿神神社跡
中辺路:田中神社、八上王子、滝尻王子、高原熊野神社、
近露王子、近野神社、継桜王子
白 浜:南方熊楠記念館