公演は10/7日(日)だったが、前日入りした。
 常磐線の勝田駅(ひたちなか市)を通り過ぎ、次の東海駅で降りた。
 期限の切れたポンコツ(東海第2原発)を原子力規制委員会が安全と判定し、20年間の延長再稼働を認めたばかりである。これを受け入れるかどうか、近隣自治体の反対派市民とひもつき政治家たちがもめている。
 東海村を実際に見て、少からぬショックを受けた。
 海際の小さな土地のあちこちに、核関連の大型研究施設や廃棄物処理場などが、十数ヶ所も点在し、それが村の骨格を形成している。
 あちこちに保管されている低レベル、高レベルの固体廃棄物のドラム缶は、十数万個になるだろう。まさに、放射能施設に占領された村である。
 東海第2原発から30km圏内で生活する住民は、96万人。日本でも最悪の密度である。東京からの距離にしても、110kmと最短であり、福島原発までの半分だ。こんなところで再稼働とは、狂気の沙汰としか思えぬ。
 近隣自治体の住民の危機意識も高まっており、10/7の小劇場も、定員110人を超える超満員。客席から、終始熱い声援が飛んだ。