公演は、京王線八王子駅の一つ手前、北野駅前の市民センターで行われた。
 300近い入場券も、一週間前には完売。
 主催は、八王子市民放射能測定室「ハカルワカル広場」。
 福島原発事故で1都15県に拡散した放射能汚染は、これまでも完全な調査がなされたわけでもない。この市民団体は、住民から持ちこまれる土壌や食物の汚染度を詳細に測定してきた。放射能の危険についての啓蒙活動も続けており、若いボランティアスタッフも多い。
 観客の中には、この種のテーマには普段興味を示さなかった一般客も、かなり参加していたとの報告がなされた。朗読劇という目新しい形式も、人々を刺激したのかも知れない。