そもそも今回の公演が決ったのは、昨年九月の松本市(長野県)の公演を、数人の人々(サラバ原発佐久の会メンバー)が観たことから始まる。佐久市と松本市では地理的に東西に分かれており、間には山岳地帯が立ちはだかっている。公共交通機関も便利ではない。しかし、両市の知識人や文化人は、山を越え1時間半のドライブをものともせず、往来が盛んである。今回も、同市での公演を見落とした人々が、どっと松本市からやってきた。とにかく、知的好奇心が高い。
 3週前にはチケットが完売、定員250人のところ、270人が入場した。
 公演後、長野市から来たという女性から、是非長野市でもやって欲しいと申し込みがあった。彼女は、福島からの避難者だという。
 新発見があった。ここでは、4月13日時点で桜はまだ開花していない。残りものには「福」って感じ。