前日の22日に那覇市に到着。夕方には、沖縄タイムズや琉球朝日放送のインタビューを受ける。その様子は、QAB朝日放送の動画で、今でも配信されている。その後、沖縄の知性を代表するジュンク堂で、小一時間のトークショーを行う。
 明けて、沖縄3日連続上演の初日。昼まで時間があったので、国際通りから、幾つかの商店街を散歩。沖縄には5、6回来ているが、今回は15年ぶり。風景にさしたる変化はなく、昔のできごとをなつかしく思い出した。
 今回の連続公演は、準備期間も短く、いわばドサクサまぎれの力技で決まったので、観客動員の結果が心配された。そんなスタッフの不安を吹き飛ばすかのように、270人の集客があり、ほぼ満員の盛況。
 公演後の飲み会には、出版界、社会活動、報道界などから錚々たるメンバーが20人ほど集合、議論の熱い花が咲いた。中村の隣席には、琉球大学名誉教授・矢ケ崎克馬氏が坐った。
 教授は、原発事故直後から福島で放射能を測定し、物理学の視点から、内部被曝の危険性を警告してきた。