コロナ・ウィルスに振り回されて、すべての業界が迷走している。
 政府は当初、水際作戦などと甘く見ていたが、今ごろになり、パンデミックの
危険性があることを知り、日替わりで方針を変えている。
 大した根拠もなく、とんでもないこと言い出すので、民間は独自の判断を迫られる。
 この朗読劇も、毎日出る被害情報を検討しながら方針を決めているが、中村の
基本姿勢は、主催者の最終決断に従うということである。
 今回も、ギリギリで公演実行に踏み切った。主催者たちは、衛生面、環境面でも、最大の努力を払った。舞台設営もきびきびと進み、イベント経験を積んだスタッフであることが分かる。入場券は250枚売れ、来場者は170名。
 観客も、それぞれの覚悟で事態と対面せざるを得なかった。
 この状況は、まだ先も続く。