豪雨台風直後の大地震、大停電と北海道はパニック状態に陥り、数日前まで公演の実施が危ぶまれた。
 飛行機が飛ぶことになったので、念のため前日入り。夕方の街は灯りが暗く、交通量も人出も少なかった。客は来るのか?
 担当大臣の発言は、毎日180度変った。本人が何も理解してないのが見え見えで、福島原発事故の時の安全保安院のデタラメ応答を思い出した。
 今回の大停電の本質は、北海道の電力の半分を担う苫東厚真火力発電所のポンコツ機械のずさん管理だという指摘もある。
 なぜか?泊原発の安全基準をクリア―し、再稼働させるのには大金が要る。
 そのために、火力発電の修理手抜きで、予算を浮かしたかったと言われている。
 ところで、このドサクサを利用して、御用学者や御用文化人たちが、サギ師のような詭弁を弄している。
 「こんなことがあるから、原発を早く再稼働させるべきだ」と。恥ずかしくないのか?
 今回の震源地が泊原発の直下だったらどうする?
 札幌公演は、中島公園内にあるこぐま座で行われ、80人席は満杯だった。
 この日、節電が緩和されたせいか、すすき野には大勢の人が溢れていた。