【第63回】公演 3月24日(日)富山市(富山県)

 北陸新幹線は、長野へ行くのに何度も利用したが、金沢まで乗ったのは、先週が初めてだった。ずい分時間が短縮されたと感心したが、富山市だとさらに手前だと気がついてびっくりした。
 もう半世紀も前だが、NHKの連続ドラマのロケで、富山に長逗留したことがある。
 今では、駅周辺が大開発されていて、昔の風景は完全に消えていた。あのころは、駅近くに魚市場があり、「ばい貝」という珍味の虜になった。
 そのことを話すと、主催の「命のネットワーク・呉東」のスタッフが、料理店へ連れていってくださった。ばい貝だけではなく白海老もうまかった。
 公演も客席は満員、反響も大きく、言うことなし。


【第62回】公演 3月16日(土)可児市(岐阜県)

 主催は、「原発ゼロをめざす可茂の会」と「同・多治見の会」の両者で、可児市や多治見市周辺のさまざまな団体、グループが結束して、公演一ヶ月前に入場券を完売した。
 活動の中心スタッフは20~30人の中高年女性たちだったが、彼女たちのきびきびした動きにはびっくりした。
 設備の古いホールだったが、彼女たちの中には舞台監督のプロもいて、女性スタッフたちは、次々とホールの弱点を補正した。四、五日前に風邪を引き、声が荒れていたので心配したが、当日は、数回咳込むだけで、何とか無事切り抜けた。250人の観客全員が応援団のような反応で、心強かった。


【第61回】公演 3月9日(土)金沢市(石川県)

 この朗読劇は、不特定の市民たちが上演委員会を作って主催する場合が多いが、他にもさまざまな形がある。
 今回は、久しぶりに芸術家集団とのコラボとなった。脱原発をテーマにした様々な表現者たち(写真家、画家、映画作家、舞踊家など14名)が、3月5日から10日まで、金沢21世紀美術館を舞台に総合的コラボを展開した。
 「もやい展」という冠だが、「縄の結び方」のことで、人々の団結を呼びかけている。どの作品も、表現者たちが原発と正面から対峠しており、力強く魅力的だった。この催しに参加できたことは嬉しいかぎりだ。


【第60回】公演 3月2日(土)名張市(三重県)

 家から東京駅まで、車で1時間。東海道新幹線で、名古屋まで2時間。ここで、近鉄線(大阪方面)に乗りかえ、名張駅まで特急で1時間30分。合計4時間30分、乗りものの中で座っている。
 会場に到着して、約1時間くらいは、舞台のセッティングとリハーサル。
 その後開演前までに、50冊の本にサイン。18時開演で、立ったままの2時間朗読。終わってからの懇親会が2時間。あとは寝るだけ。
 公演旅行のパターンは色々あるが、このケースが一番ハードだ。しかし、ボランティアの住民たちが、250席を満杯にしてくれたと思うとぜいたくは言えない。
 名張市は、藤堂高虎の息子の城下町で、江戸期から昭和の初めまでは、御伊勢参りの宿場町としてにぎわった。それからは、幸か不幸か開発に乗り遅れ、昭和レトロの面影が残る。古い建物群、迷路のような細い道。これを活用できないかとも思うが、行政にはイノベーションの意欲も知恵もないとのこと。一時は、大阪のベットタウンとして、人口も増えたが、最近では減少に向かっているという。
 この公演を盛り立ててくれた人たちがいるという事実だけが、明るい要素だ。何せ、町は行政やゼネコンが作るものではなく、そこに暮す住民たちが創造するものだから。


【第59回】公演 2月23日(土)京都市(京都府)

 東京生れで、人生の大半を東京で暮してきましたが、小中学校時代を福島県いわき市(昔の平市)で過ごしたから、そこが第二の故郷なのかも知れません。
 第三の故郷となると、「木枯し紋次郎」以来、数多くの時代劇の撮影で、10年近く通った京都だと断言しても間違いない。政界を引退した後、1997年から3年間、同志社大学大学院で講師を務めたので、さらになじみが深い。この授業の内容は、2011年・講談社刊「簡素なる国」で要約された。
 朗読劇の京都公演は、2017年10月19日に同志社大学ハーディーホールで行われたとき以来、2回目である。
 会場は左京区の京都教育文化センター。主催は、「バイバイ原発きょうと実行委員会」「京都府保険医協会」など。定員350席は補助席を使うほどの超満員。
 懐かしい知人、友人の顔もちらほら見えた。本(線量計が鳴る)の会場販売も90冊を超え、新記録。


【第58回】公演 1月19日(土)北区(東京都)

 主催は、NPO法人福島支援・人と文化ネットワーク。
 東京では最北の地域であり、福島に最も近いせいか、福島出身の住人が多いという。関係者や観客には、中村と同じいわき市の小学校や中学校の卒業生も何人かいた。
 会場の北トピアは、王子駅から徒歩で2分。王子駅は東北新幹線や東北本線の通過駅であり、常磐線とは西日暮里で直結する。
 NPOの会長は、講談の神田香織(いわき市出身)さんで、当然のことながら観客動員に力が入った。定員170人は満員で、中村のいわき弁の語りは、母国語のように歓迎された。んだっぺ?
 公演4日前の1月15日、中村は日本ペンクラブ環境委員会の福島第1原発視察団に参加。2時間に及ぶ敷地内専用バスによるツアーは、窓を閉めきったまま、1歩も外へ出られなかった。スポットによっては、毎時200~400マイクロシーベルトの強烈な放射能汚染区域があり、本質的な問題は未解決のままで、今後100年くらいの将来は見えない。


【第57回】公演 1月11日(金)仙台市(宮城県)

 去年の11月7日の公演で、ホールが満杯になり、100名以上のお客様に帰ってもらった。
 その借りを返すのが今回の追加公演だったが、会場が見つからず、法運寺(日蓮宗)のご住職に、会場として本堂を開放していただいた。150名くらいは何とかなると思っていたが、公演1週前くらいにはすでに予約が一杯。再々上演の声もあがり、関係者は頭を抱えている。
 会場は反応がよく、大きな笑い声や、共感の声が本堂に響きわたった。
 東北人が内気だなんて、誰が言ったんだ?少なくとも、仙台人には忖度はない!


2019年朗読劇「線量計が鳴る」上演終了

2019年11月23日(土)徳島市公演(徳島県)
18時30分開演
徳島市シビックセンター4Fさくらホール
前売り:2000円(当日2500円)中高生1000円
主催:中村敦夫ひとり語りを聴く会


2019年11月16日(土)飯島町公演(長野県)
14時開演
飯島町文化館 大ホール
一般:2000円 当日券:2500円
高校生以下:無料
主催:中村敦夫朗読劇を見る会


2019年10月6日(日)三春町公演(福島県)
13時30分開演
三春交流館「まほら」大ホール
入場料
前売り1800円(当日券2000円)
障がい者 1000円(介護者無料)
高校生 500円(中学生以下無料)
託児あり(要予約・無料)
主催:中村敦夫「線量計が鳴る」三春公演実行委員会


2019年9月22日(日)千葉市公演(千葉県)
14時開演
千葉県教育会館大ホール
全自由席・定員500名
主催:千葉県保険医協会


2019年9月6日(金)町田市公演(東京都)
14時開演
町田市民フォーラム3階
全席自由席(184席)
入場料:2000円(税込)
主催:朗読劇「線量計が鳴る」上演実行委員会


2019年8月31日(土)郡山市公演(福島県)
13時30分開演
郡山市ミューカルがくと館 大ホール
全席自由席
前売2000円 当日2500円
高校大学生1000円/小中学生 無料
主催:中村敦夫朗読劇上演実行委員会


2019年8月24日(土)秩父市公演(埼玉県)
14時開演
秩父歴史文化伝承館ホール
全席自由
大人2000円 高校生以下1000円
先着250名
主催:ともに会(代表 桜井早苗)


2019年8月4日(日)浜松市公演(静岡県)
13時30分開演
浜北文化センター小ホール
前売券:2000円・中高生500円
主催:第11回浜北平和フェスティバル実行委員会


2019年6月21日(金)多摩市公演(東京都)
19時開演
関戸公民館・ヴィータホール
東京都多摩市関戸4丁目72 ヴィータ・コミューネ 7階、8階
全席自由席
前売り2000円 当日2200円
主催:多摩から発信する会


2019年6月8日(土)盛岡市公演(岩手県)
14時開演
いわて県民情報交流センター(アイーナ)
7F小田島組☆ほ~る
前売り1800円 当日2000円 学生1000円
ぴょんぴょん舎各店で取り扱っています。
主催:ちいさな木
こどもの未来を描く会


2019年6月2日(日)南会津町公演(福島県)
14時開演
お蔵入交流館多目的ホール
主催:「線量計が鳴る」南会津実行委員会・さよなら原発南会津集会
チケット問合せ:さよなら原発南会津集会


2019年5月23日(木)那覇市公演(沖縄県)
18時30分開演
桜坂劇場
2019年5月24日(金)北谷町公演(沖縄県)
18時30分開演
北谷ニライセンター(カナイホール)
2019年5月25日(土)名護市公演(沖縄県)
18時30分開演
名護市市民会館中ホール
主催:基地・原発・憲法を考える推進ネットワーク
入場料(全会場共通)
一般/2000円(当日2500円)高校生以下/1000円(当日券のみ)


2019年5月17日(金)八代市公演(熊本県)
19時開演
やつしろハーモニーホール
全席自由席
主催:中村敦夫朗読劇「線量計が鳴る」八代上演実広委員会


2019年5月11日(土)豊岡市公演(兵庫県)
14時開演
豊岡市民プラザほっとステージ(豊岡駅前アイティ7階)
全自由席
主催:「線量計が鳴る」上演但馬実行委員会


2019年5月5日(日)野田市公演(千葉県)
13時開演
野田市欅ホール・小ホール(東武線野田線愛宕駅から10分)
全席自由席
大人2000円(18歳以下無料)
主催:平和のための戦争展・野田2019実行委員会


2019年4月27日(土)町田市公演(東京都)
14時開演
町田市民フォーラム ホール(3階)
東京都町田市原町田4-9-8(サウスフロントタワー町田)
https://www.city.machida.tokyo.jp/community/shimin/com/com14.html#cms3B6A1
チケット:2,000円(要申込 184席 全席自由席)
主催:原発事故を考える町田市民の会
(ブログ: http://machidasimin.blogspot.com )


2019年4月21日(日)高知市公演(高知県)
13時30分開演
三翠園1階「富士の間」
全席自由
主催:医療法人恕泉会 内田脳神経外科


2019年4月20日(土)室戸市公演(高知県)
10時開演
ニューサンパレスむろと
全席自由
主催:医療法人恕泉会 内田脳神経外科


2019年4月17日(水)杉並公演(東京都)
18時開演
杉並公会堂小ホール
入場料:2000円
全席自由席190席・車椅子席4席
主催:「線量計が鳴る」を上演する杉並の会


2019年4月13日(土)佐久市公演(長野県)
13時30分開演
市民連錬センター
全席自由席
前売2000円(当日2500円)
高校大学生1000円 小中学生無料
プレイガイド:西澤書店(野沢)
主催:サラバ原発佐久の会


2019年3月31日(日)岩内公演(北海道)
14時30分開演
共和町生涯学習センター大ホール
チケット前売り1500円・当日2000円
*高校生以下無料
主催:「線量計が鳴る」上演実行委員会


2019年3月30日(土)札幌市公演(北海道)
15時開演
札幌エルプラザ3F大ホール
チケット前売り1800円・当日2000円
(前売り券が完売の場合、当日券はありません)
チケット取り扱い:大丸プレイガイド、道新プレイガイド
主催:泊原発を再稼働させない北海道連絡会


2019年3月24日(日)富山市公演(富山県)
14時開演
サンフォルテ・ホール(富山県民共生センター)
全席自由
前売1800円 当日2000円
チケット取扱:アーツナビ
主催:命のネットワーク・呉東


2019年3月16日(土)可児市公演(岐阜県)
13時30分開演
可児市文化創造センター 演劇ロフト1F
前売り1500円・当日2000円・高校生以下無料
主催:中村敦夫朗読劇を観る会


2019年3月9日(土)金沢市公演(石川県)
18時開演
金沢21世紀美術館シアター21
全席自由席
前売券1800円(障碍者1300円。介助者1名含む)
当日券2000円
前売り完売の場合、当日券はございません。全180席
主催:「線量計が鳴る」金沢実行委員会


2019年3月2日(土)名張市公演(三重県)
18時開演
名張市総合福祉センターふれあい
前売:1500円 当日:1800円
(収益金の一部を福島のこどもに)
主催:中村敦夫朗読劇上演実行委員会


2019年2月23日(土)京都市公演(京都府)
14時開演
京都教育文化センター
全席自由席
主催:京都府保険医協会


2019年1月19日(土)北区王子公演(東京都)
14時開演
王子北とぴあペガサスホール
チケット2000円(全席自由)
主催:NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワーク


2019年1月11日(金)仙台市公演(宮城県)
13時30分開演
法運寺
仙台市若林区連坊2-8-10
仙台市営地下鉄東西線 連坊駅 西1出口より徒歩2分
前売券:2000円/当日券:2500円/中高生:1000円
*小学生以下無料
主催:朗読劇「線量計が鳴る」仙台実行委員会】