映画「帰郷」
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朗読劇「山頭火物語」長野公演

6a0120a6675dd4970b0177432ccb15970d-pi 6月9日と10日、長野市善光寺近くのネオン・ホールで合計3回上演しました。普段はバンド演奏などに使う小屋で、50人くらいのキャパですが、3回と も多勢の観客が入り、急遽、席を70に増やしました。小さな椅子で、観客の皆さんには窮屈な思いをさせてしまいましたが、小言一つ出るわけでもなく、最後 までしっかりと鑑賞していただきました。電話予約だけで満杯になったのも異例です。信濃毎日新聞の予告記事のおかげだと感謝しています。それにしても、哲 学的テーマを扱った実験的舞台に、これだけの人が反応して下さったのにはびっくりです。
 今後も、条件が整えば、全国各地で上演するつもりです。


日本ペンクラブのチェルノブイリ視察団に参加

 私が環境委員長を務めている日本ペンクラブは、福島原発事故に関し、「脱原発」を表明しました。数回のシンポジウムを開催し、40余名のライターに よる「いまこそ私は原発に反対します」平凡社(2012、3月)を出版しました。また、福島事故の本当の悲劇はこれから始まるという認識を持っています。 そこで、未来の東日本の姿は、同じレベル7で、事故後26年を経たチェルノブイリの現状にあると考え、有志による視察を行うことになりました。最大のテー マは、子どもたちの将来の苦境にどう対処すべきかであり、視察団の名称を「日本ペンクラブ——福島とチェルノブイリ被爆者の子どもたちの救援のための視察 団」としました。ペンクラブの会員であり、チェルノブイリを50回以上も訪ね、著書も多い広河隆一さんの指導で旅日程を組みました。浅田次郎会長を含め、 合計8名のライター集団は、4月17日に成田を出発、ウィーン経由でキエフ(ウクライナ)に到着。各地を回ったあと、4月23日に帰国しました。
 訪問先は、キエフ市(放射線医学研究所、内分泌研究所、チェルノブイリ博物館、NPOチェルノブイリの子どもの生存、避難民の児童音楽団チェルボ ナ・カリーナ)チェルノブイリ市(廃村、原子炉石棺、死の町プリピヤチ市)放射能測定の中心だったオブルチ市衛生センター、高度汚染地区のナロジチ市(母 子とも深刻な病状にある2家族の家)などです。詳細は、視察団のメンバーが、各種の紙面に書いたり、各所で報告を行います。帰国記者会見は、4月25日に 行いました。
 たくさんの現場を見ましたが、特に強く感じたことは、26年経った今でも、IAEAや政府の安全キャンペーンにも関わらず、汚染地区の危険な状態は変わらず、大人にも子どもにも、各種の重大な疾患が発症し続けているということです。
 今、日本政府や自治体が進めている政策は、とんでもない方向違いではないかという疑問が湧いてきました。

石棺原発
石棺原発
死の町プリピヤチ
死の町プリピヤチ
今年甲状腺がんの手術を受けた青年
今年甲状腺がんの手術を受けた青年

山頭火物語が舞台で

6a0120a6675dd4970b0153934da7b9970b-200wi 11/5、6日の2日間、中村敦夫・自作自演の朗読劇「鴉啼いてわたしも一人──山頭火物語」を上演しました。場所は、京王線又は井の頭線の明大前駅から 徒歩3分のキッドアイラック劇場。50人定員の小劇場ですが、2日間とも定員オーバーの盛況となりました。演出・窪島誠一郎氏、舞台装置・ひぐま春夫氏。 今回の成果を検討し、さらにバージョンアップで再上演を企画しています。


福島県いわき市訪問

6a0120a6675dd4970b0154327cd294970c-800wi やっと常磐線が通じ、5月中旬、いわき市へ行きました。ここで小中学時代を過したので、先生や同級生の見舞いが目的でした。いわき市は、日本一広い地形ですが、私はその中心部の「平」に住んでいました。
 地震で全壊、半壊したところはありますが、津波の被害は及んでいません。
 しかし、海岸のある地区は、津波で全滅状態でした。
 写真はその一つで、「豊間海岸」です。いわき市の行政機関は脳死状態で、対応能力がまったくないようです。深刻なのは、原発問題です。一部は30KM以内に入っている場所で、市内のホテルは東電関係者で満員です。ここから毎日、事故現場へ向かうようです。いわき市の30KM以上の地区には、何の指示もなく人々は窓を閉め切り、不安な日々を送っています。
 原発が爆発した時は、大パニックになり、中心部の7万人口が2週間くらい消えたそうです。家が壊れた友人も、これから何が起きるかも分からないので、手の施しようがないと天を仰いでいます。
 地震と原発の恐怖で、PTSDから脱けられない友人もいます。物理的人的被害を受けた人々も、もちろん大変ですが、中途半端な状況に放り出され、何もできないでいる人々も気の毒です。誰がこの責任をとるのでしょうか?
 国民が徹底追及する意志を放棄すれば、第2、第3の原発事故が続くことは間違いありません。


新著出版『簡素なる国』のお知らせ

6a0120a6675dd4970b01774352e229970d-120wiタイトル:『簡素なる国』
出版社:講談社
発売:2011年4月10日頃書店販売
内容:同志社大学院での講義録(2007〜09)を修正、加筆した。熱中授業の紙上再現版。人類は「戦乱拡大」「環境破壊」「人口爆発」「経済崩壊」という四面の壁に囲まれ、先の見えない闇の中にいる。「近代と近代経済学」は終わったことを証明し、新しい時代の哲学の必要性と価値観の転換を説く。
中村が、「自分の生きた時代と世界の本質」を総括するために取り組んだ力作。
【授業目録】
<第1時限>時代と個人史
<第2時限>戦乱の拡大
<第3時限>環境破壊
<第4時限>人口爆発
<第5時限>近代経済の崩壊
<第6時限>日本の権力
<第7時限>政界の実情
<第8時限>スモール・イズ・ビューティフル
<第9時限>仏教とエコロジー
<第10時限>みどりの政治思想
<第11時限>エコロジーの先駆者
<第12時限>究極の幸福とは
<第13時限>食は地産地消
<第14時限>自然エネルギー