あれから13年、原発問題のいまを問う!
-「線量計が鳴る」上映会とシンポジウム-
東日本大震災に伴う福島原発事故から13年。廃炉スケジュールの先延ばしが続く中、日本政府は国内外の批判にもかかわらず、原発敷地内にたまった処理水を海洋放出している。さらに再稼働を促進し、原発の新増設にまで言及している。1月に起きた能登半島大地震でも、もし志賀原発が稼働していたら大災害に繋がりかねなかったと危惧されている。
日本の原発の現実を直視し続ける中村敦夫が、その問題を一人芝居として表現した「線量計が鳴る」。舞台は全国100回公演を目指しながらコロナ禍で中断したが、映画化された「線量計が鳴る」は資料を視覚化し、より分かりやすく日本の原発の置かれている現状を映し出している。日本ペンクラブは、「線量計が鳴る」上映会と、それをうけたシンポジウムをとおして、日本の原発問題の現状と課題を明らかにしたい。
東京新聞記事(6/3):「中村敦夫さんの朗読劇で『原発問題のいまを問う』 6月22日、千代田区でシンポジウム」
日 時:2024年6月22日(土)
開 演:14時(開場13時半/17時半終了予定)
会 場:専修大学神田キャンパス・10号館3階 黒門ホール
チケット販売:https://jpen-2403.peatix.com/
資料代:1,000円(学生は無料/入場時に学生証をご提示ください)
問い合わせ:日本ペンクラブ事務局 ecopen@japanpen.or.jp
※ Peatixでお申込みになれない場合は、事務局にご連絡ください
主 催:日本ペンクラブ・専修大学ジャーナリズム学科
企 画:日本ペンクラブ環境委員会
【プログラム】
第1部 上映会 「線量計が鳴る」 脚本・出演:中村敦夫
原発事故で全てを奪われた元原発技師のモノローグで、原発が日本に作られた経緯や、原発の仕組み、事故の実態、チェルノブイリで取材した被ばくによる医学上の諸問題、原発ムラの実態や放射医学に秘められた謎に迫る。
第2部 シンポジウム 「チェルノブイリから振り返る福島原発の現在」
2012年にチェルノブイリを視察した浅田次郎、中村敦夫、野上暁と、福島第一原発事故の被害者・避難者の取材を続ける吉田千亜が、福島原発の現状と日本の原発の今後について話す。
登壇:浅田次郎(作家/日本ペンクラブ第16代会長、理事)
中村敦夫(俳優、作家/理事)
野上 暁(評論家/常務理事)
吉田千亜(フリーライター/女性作家委員長、理事)
司会:山田健太(専修大学教授/副会長)