現在の長野県は、明治になってから伊那県として出発した。ここ飯島町(現在の駒ヶ根市の隣り)が、県庁所在地だった。しかし、地形が南北に広がりすぎたので、二つに分割され、北部が中野県、南部が伊那県となった。
その後、改革が何度もあり、最終的には今の長野県となった。今回の公演を主催したのは、飯島町でドキュメンタリー映画の上映会を続けてきた市民グループ。実演ものを手がけるのは初めてだったが、会場は満杯の200人を集めて大盛況。公演前夜には、海抜900m地点まで山道を車で登り、古民家を改造した野菜料理のレストランで親睦会。10種くらいの野菜を重ねて蒸すと、各種野菜の汁が混合して、独特の珍味となる。伝統的な郷土料理だと言う。
長野県のあちこちに、オーガニックレストランがあり、医療制度も進んでいるので、都市から引退者の移住が増えているようだ。三つのアルプス山脈があり、風景は変化に富んでいる。ナチュラリストにはたまらない風土なのだろう。