東京生れで、人生の大半を東京で暮してきましたが、小中学校時代を福島県いわき市(昔の平市)で過ごしたから、そこが第二の故郷なのかも知れません。
 第三の故郷となると、「木枯し紋次郎」以来、数多くの時代劇の撮影で、10年近く通った京都だと断言しても間違いない。政界を引退した後、1997年から3年間、同志社大学大学院で講師を務めたので、さらになじみが深い。この授業の内容は、2011年・講談社刊「簡素なる国」で要約された。
 朗読劇の京都公演は、2017年10月19日に同志社大学ハーディーホールで行われたとき以来、2回目である。
 会場は左京区の京都教育文化センター。主催は、「バイバイ原発きょうと実行委員会」「京都府保険医協会」など。定員350席は補助席を使うほどの超満員。
 懐かしい知人、友人の顔もちらほら見えた。本(線量計が鳴る)の会場販売も90冊を超え、新記録。