『線量計が鳴る』ブルーレイ上映会マニュアル

中村敦夫

◉歴史 
中村敦夫が、原発の問題点を明確にするために書き上げた朗読劇。2017年から全国上演を開始。95回目の上演を終了したところで、コロナ禍に巻き込まれ、続行を断念。最近、再演を望む声が大きくなったが、中村の年齢を考慮すると、連続的再現は困難と判断。そこで、日本ペンクラブの環境委員である宮崎信也(徳島・般若院住職)と住友達也(移動型スーパー「とくし丸」創立者)がプロデューサーとなり、クラウドファンディングの力を借り、プロフェッショナルなスタッフの協力で、104分のDVD化に成功。今回、「上映と中村敦夫のショート・スピーチ」をセットにして、活動再開を決定。

◉物語
福島原発の地で生まれ育ち、配管技師として、不自由のない生活を送ってきた主人公が、中年を過ぎてから起きたある事故の隠蔽を命じられる。仕事の内容を調査しているうちに、原発が危険な状況にあることを発見。上司に忠告したことで仕事場を追放され、妻も放射能禍で命を失う。有機農業で再出発するが、老齢を迎えた時に、巨大原発事故に見舞われる。劇は老人の独白として進行する。

◉上映会の2つのコース
(ブルーレイを使用しますので、対応できるプロジェクターをご用意下さい)
Aコース
ブルーレイ上映のみの集会。会場でDVD販売可能。
Bコース
104分のブルーレイ上映の後、中村が登場。ショートスピーチ(30分程度)

◉上映会の主体
 ・各地の上映委員会
◉問い合わせ
 ・株式会社 クロスポイント(中村敦夫の所属事務所)
  TEL:03 – 3405 – 4990 FAX:03 – 3405 – 4991
  メール


《ふるさとと文学2024》鷗外・漱石・一葉の神保町

日 時:2024年11月4日(月・振替休日)
    14:00~17:00(開場13:00)
会 場:共立講堂(東京都千代田区一ツ橋2-2-1)
    ※「神保町駅」A8出口徒歩3分/「竹橋駅」1b出口徒歩5分
定 員:1,000人(先着順)/自由席
参加費:無料
申 込:
(1)peatix:https://furusato2024.peatix.com
(2)Googleフォーム:https://forms.gle/AHQ59nUZNdoTZJ5J9

問合せ先:furubun2024@gmail.com

主 催:本の街・神保町を元気にする会
後 援:千代田区、森鷗外記念館、台東区芸術文化財団(一葉記念館)、新宿区、共立女子学園、日本近代文学館
協 力:漱石山房記念館
企画監修:一般社団法人日本ペンクラブ

 鷗外は神田小川町の西周の家に下宿していたことがある。「雁」「渋江抽斎」など、神保町近辺を題材にした作品も多く、神保町に縁が深い。一葉は表神保町2番地に住んでいて、小説を書き始めたころには、師と仰ぐ半井桃水の表神保町にあった下宿に通った。そして、漱石は神田猿楽町の錦華小学校に通い、のちに駿河台の成立学舎で英語を学ぶ。東京大学予備門在学中は、猿楽町に下宿していた。「坊ちゃん」「門」「こころ」などの作品の舞台に、神保町がたびたび登場する。


 日本ペンクラブのシリーズ企画《ふるさとと文学2024》は、神保町にスポットをあて、11月の「神田古本まつり」に合わせ、「本の街・神保町を元気にする会」の主催で開催します。みなさまのご来場をお待ちしております。

【プログラム】
第1部:映像と語りと音楽で綴る「鷗外・漱石・一葉の神保町」
 脚本:吉岡忍
第2部:朗読
 神田松鯉 森 鷗外『誤持院原の敵討』より
 中村敦夫 夏目漱石『夢十夜』より
 中井貴惠 樋口一葉『十三夜』より 
第3部:シンポジウム「いま読む、鷗外・漱石・一葉」
 登壇:京極夏彦(作家)、今村翔吾(作家)、中島京子(作家)
 司会:ドリアン助川(作家、明治学院大学教授)


7/7 徳島「線量計が鳴る」上映会 + 中村敦夫トーク

主演・脚本・演出の中村が、「線量計が鳴る」制作に至るまでのお話を、ナマの声で語ります。また2012年に視察したウクライナ・チェルノブイリ(チョルノービリ)や福島第一原発の事故現場へ足を運んだ時の貴重な話も、ぜひ皆さんに聞いていただきたい内容になっています。

日 時:2024年7月7日(日)
開 演:19時(18時30分開場、21時終了予定)
会 場:般若院(はんにゃいん)
    徳島県徳島市寺町92
料 金:2,000円(高校生以下は無料)
主 催:「線量計が鳴る」制作委員会
お問い合わせ:「線量計が鳴る」制作委員会
     Tel. 090-3180-4714:住友
     t@sumitomore.net


「線量計が鳴る」上映会とシンポジウムのお知らせ

あれから13年、原発問題のいまを問う!
-「線量計が鳴る」上映会とシンポジウム-

 東日本大震災に伴う福島原発事故から13年。廃炉スケジュールの先延ばしが続く中、日本政府は国内外の批判にもかかわらず、原発敷地内にたまった処理水を海洋放出している。さらに再稼働を促進し、原発の新増設にまで言及している。1月に起きた能登半島大地震でも、もし志賀原発が稼働していたら大災害に繋がりかねなかったと危惧されている。
 日本の原発の現実を直視し続ける中村敦夫が、その問題を一人芝居として表現した「線量計が鳴る」。舞台は全国100回公演を目指しながらコロナ禍で中断したが、映画化された「線量計が鳴る」は資料を視覚化し、より分かりやすく日本の原発の置かれている現状を映し出している。日本ペンクラブは、「線量計が鳴る」上映会と、それをうけたシンポジウムをとおして、日本の原発問題の現状と課題を明らかにしたい。

東京新聞記事(6/3)中村敦夫さんの朗読劇で『原発問題のいまを問う』 6月22日、千代田区でシンポジウム」

ペンクラブ 中村敦夫

日 時:2024年6月22日(土)
開 演:14時(開場13時半/17時半終了予定)
会 場:専修大学神田キャンパス・10号館3階 黒門ホール
チケット販売:https://jpen-2403.peatix.com/
資料代:1,000円(学生は無料/入場時に学生証をご提示ください)
問い合わせ:日本ペンクラブ事務局 ecopen@japanpen.or.jp
 ※ Peatixでお申込みになれない場合は、事務局にご連絡ください
主 催:日本ペンクラブ・専修大学ジャーナリズム学科
企 画:日本ペンクラブ環境委員会

【プログラム】
第1部 上映会 「線量計が鳴る」  脚本・出演:中村敦夫
原発事故で全てを奪われた元原発技師のモノローグで、原発が日本に作られた経緯や、原発の仕組み、事故の実態、チェルノブイリで取材した被ばくによる医学上の諸問題、原発ムラの実態や放射医学に秘められた謎に迫る。

第2部 シンポジウム 「チェルノブイリから振り返る福島原発の現在」
2012年にチェルノブイリを視察した浅田次郎、中村敦夫、野上暁と、福島第一原発事故の被害者・避難者の取材を続ける吉田千亜が、福島原発の現状と日本の原発の今後について話す。

登壇:浅田次郎(作家/日本ペンクラブ第16代会長、理事)
   中村敦夫(俳優、作家/理事)
   野上 暁(評論家/常務理事)
   吉田千亜(フリーライター/女性作家委員長、理事)
司会:山田健太(専修大学教授/副会長)