映画「帰郷」
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【84回】公演 9月22日(日)千葉市(千葉県)

千葉県の南部では停電が2週近く続いており、予報も雨、嵐の予報だったので、上演が危ぶまれた。ところが、当日はカラリと日本晴。不思議な記録だが、これまで84回の公演で、雨天は1日もない。
さて、大都市での公演の大問題は、公共のホールが簡単に確保できないことである。何度か予定変更のあと、今回の開催にたどりついたのだが、客席が500もある大ホールだった。
理想は200~300くらいの中型ホールだが、決めた以上はやるしかない。主催は、医師の団体単独なので、動員は苦戦されたようだ。まして、大型停電が続いていて、ホールに来れなかった人も少くない。
それでも、200人以上の観客が集り、反響も熱く、公演自体もスムースに進行した。


【第83回】公演 9月6日(金)町田市(東京都)

町田市での公演は、4月に続いて今年2回目になる。
市民グループによる前回の公演の反響が大きく、再演の声が拡大した。
その要望に反応したのが、キリスト教関係の帰人グループだった。
場所も、同じ町田市民フォーラムだが、観客席が200以下なので、
前回同様満席になった。
町田市の中心街は、昔と較べてずい分と開発が進み、「リットル新宿」の形容がピッタリ。


「簡素なる国」-同志社大学院講義録-【復刻版】発売のお知らせ

簡素なる国2019年9月11日より、著書「簡素なる国」【復刻版】が、AMAZONより発売されました。
ご購入はこちら
 ※書店での販売はありません。
 
【内容紹介】
 東北地方を襲った東日本大震災で日本人は多くのものを失い、これまでの価値観は崩壊して新たなる方向を模索しなければいけなくなった。
 俳優・中村敦夫が、これからの日本人の在り方を説く。
 中村敦夫は俳優であり、脚本家・監督、小説家、そして社会評論を書き、TBSの報道番組のキャスターを務めて、政界にも身を投じた。
 そんな中村敦夫が出した結論は、「近代経済」は終焉し、「SLOW、SMALL、SIMPLE」の3つのSを目指すべきというものだ。現在世界を取り巻く「戦乱の拡大」「環境破壊」「人口爆発」「近代経済の崩壊」の壁をぶち壊すには、それしかない。
 
 中村敦夫は同社大学大学院で2年間にわたり、これらを講義した。
 講義内容を具体的に紹介しよう。
 
<第一次限>  時代と個人史
<第二次限>  大戦の拡大
<第三時限>  環境破壊
<第四時限>  人口爆発
<第五時限>  近代経済の崩壊
<第六時限>  日本の権力
<第七時限>  政界の実情
<第八時限>  スモール・イズ・ビューティフル
<第九時限>  仏教とエコロジー
<第十時限>  みどりの政治思想
<第十一時限> 南方熊楠の生き方
<第十二時限> 究極の幸福とは
<第十三時限> 食は地産地消
<第十四時限> 自然エネルギー
 
 以上の講義録は、3・11直後に「簡素なる国」として刊行された。今回は、その復刻版をペーパーバック版と電子書籍でお届けする。
 現在、中村敦夫は自ら執筆した朗読劇「線量計が鳴る」の公演で、全国を飛び回り「原発の恐怖」を訴え続ける。


【第82回】公演 8月31日(土)郡山市(福島県)

福島県は、南北の直線で、3分割されて語られることが多い。
太平洋側の「浜通り」、真ん中の「中通り」、山岳地の「山通り」。
「浜通り」は爆発のあった発電所を持つ4町があり、当然のことながら帰還不能地域もある最悪の放射能汚染地帯。
「中通り」は、北から南へ、福島、郡山、白河と行政の中心都市が並ぶが、プルームと呼ばれる放射能雲がいくつも通過し、名所に危険なホットスポットを作った。
当時は、高い放射線数値が発表されたが、今は「風評被害」を盾にして、事実の告知や発表を抑制している。会津若松は比較的被曝は軽いが、農業の一部は絶望的であり、その地を自然エネルギーの拠点とする企画も実現しつつある。
30万都市郡山では、流石に原発事故への関心が高く、知識人、社会運動家、文化人、芸術家などが、この朗読劇の実現に汗をかいてくれた。
200席に、50席の補助椅子を出す大盛会となった。


【第81回】公演8月24日(土)秩父市(埼玉県)

埼玉県は面積がやたら広いうえ、交通綱が複雑で、結局のところあまり便利ではない。
これまで20ヶ所以上の市町を訪れているが、位置関係が頭の中で整理されていなかった。
秩父市は、今回初の訪問となる。「秩父困民党」という名前が浮かんでくるだけで、どんな町かイメージできなかった。
西武池袋線特急で、池袋から終点の西武秩父駅まで1時間20分。しゃれたデザインの大きな駅舎は、土産物スペースや、日帰り温泉になっている。
外に出て、近くの丘に登ると、盆地に広がる秩父市が見渡せる。
山里の忍者でも出るような風景を予想していたが、大外れだった。人口6万人を超える近代的な山岳都市である。
昔は絹織物が盛んで、石灰岩の山を崩すセメント産業は今も続いている。自然の風景も多様で、観光客も多い。
山菜や川魚も楽しめるし、『えびし』など独特の郷土料理も珍味だ。夏の異常な暑さがなければ、住んでみたくなるような環境に恵まれている。
公演場所は、秩父歴史文化伝承館ホール。300席がみごとに埋まった。
主催者団体がユニークで、地元の女子高卒の同級生10数人が作る市民クラブ。定年で退職した元女学生たちが、余生を有意義に過ごそうと、社会貢献の各種イベントを展開している
。福島の原発事故被災者との交流を重ね、この公演を実現するに至った。