[第56回]公演 1月7日(月)13時30分開演 長野市(長野県)

本年度の幕明け公演は、0℃をはさんで、昼夜の温度差が2度が3度しか
変わらない冬の街・長野市で開催。今までとは違ったプロデュース形体だ。
100人規模の地元企業が主催。自社の集会ホール(100名収容)を使い、
観客はすべて従業員。そもそも、この会社の社長御夫妻が、朗読劇を東京で
観たのがきっかけ。感激した御夫妻が、社員にも是非見せたいと決断!
さすが教育県の長野!ありきたりの新年会より、まず勉強!
終演後、珍事が起きた。劇に感動した高齢の社員が、中村を質問攻め。
「結局何年原発で働いたのですか?」「どのくらい被曝したんですか」等々。
どうやら、中村を本物の原発技師と思い込み、体験談を聞かされたと勘違い
したようだ。後ほどの中村の言は、「オレって化け型俳優?」

 

[第57回]公演 1月11日(金)13時30分開演 仙台市(宮城県)

去年の11月7日の公演で、ホールが満杯になり、100名以上のお客様に
帰ってもらった。
その借りを返すのが今回の追加公演だったが、会場が見つからず、法運寺(日蓮宗)
のご住職に、会場として本堂を開放していただいた。150名くらいは何とかなる
と思っていたが、公演1週前くらいにはすでに予約が一杯。再々上演の声もあがり、
関係者は頭を抱えている。
会場は反応がよく、大きな笑い声や、共感の声が本堂に響きわたった。
東北人が内気だなんて、誰が言ったんだ?少なくとも、仙台人には忖度はない!

 

[第58回]公演 1月19日(土)14時開演 北区(東京都)

主催は、NPO法人福島支援・人と文化ネットワーク。
東京では最北の地域であり、福島に最も近いせいか、福島出身の住人が多いという。
関係者や観客には、中村と同じいわき市の小学校や中学校の卒業生も何人かいた。
会場の北トピアは、王子駅から徒歩で2分。王子駅は東北新幹線や東北本線の通過駅
であり、常磐線とは西日暮里で直結する。
NPOの会長は、講談の神田香織(いわき市出身)さんで、当然のことながら観客
動員に力が入った。定員170人は満員で、中村のいわき弁の語りは、母国語のよ
うに歓迎された。んだっぺ?

公演4日前の1月15日、中村は日本ペンクラブ環境委員会の福島第1原発視察団
に参加。2時間に及ぶ敷地内専用バスによるツアーは、窓を閉めきったまま、1歩も
外へ出られなかった。スポットによっては、毎時200~400マイクロシーベルト
の強烈な放射能汚染区域があり、本質的な問題は未解決のままで、今後100年くら
いの将来は見えない。

 

[第59回]公演 2月23日(土)14時開演 京都市(京都府)

東京生れで、人生の大半を東京で暮してきましたが、小中学校時代を福島県いわき市
(昔の平市)で過ごしたから、そこが第二の故郷なのかも知れません。
第三の故郷となると、「木枯し紋次郎」以来、数多くの時代劇の撮影で、10年近く
通った京都だと断言しても間違いない。政界を引退した後、1997年から3年間、
同志社大学大学院で講師を務めたので、さらになじみが深い。この授業の内容は、
2011年・講談社刊「簡素なる国」で要約された。
朗読劇の京都公演は、2017年10月19日に同志社大学ハーディーホールで
行われたとき以来、2回目である。
会場は左京区の京都教育文化センター。主催は、「バイバイ原発きょうと実行委員
会」「京都府保険医協会」など。定員350席は補助席を使うほどの超満員。
懐かしい知人、友人の顔もちらほら見えた。本(線量計が鳴る)の会場販売も90冊
を超え、新記録。

 

[第60回]公演 3月2日(土)18時開演 名張市(三重県)

家から東京駅まで、車で1時間。東海道新幹線で、名古屋まで2時間。ここで、
近鉄線(大阪方面)に乗りかえ、名張駅まで特急で1時間30分。合計4時間
30分、乗りものの中で座っている。
会場に到着して、約1時間くらいは、舞台のセッティングとリハーサル。
その後開演前までに、50冊の本にサイン。18時開演で、立ったままの2時間
朗読。終わってからの懇親会が2時間。あとは寝るだけ。
公演旅行のパターンは色々あるが、このケースが一番ハードだ。しかし、ボランティ
アの住民たちが、250席を満杯にしてくれたと思うとぜいたくは言えない。
名張市は、藤堂高虎の息子の城下町で、江戸期から昭和の初めまでは、御伊勢参りの
宿場町としてにぎわった。それからは、幸か不幸か開発に乗り遅れ、昭和レトロの
面影が残る。古い建物群、迷路のような細い道。これを活用できないかとも思うが、
行政にはイノベーションの意欲も知恵もないとのこと。一時は、大阪のベットタウン
として、人口も増えたが、最近では減少に向かっているという。
この公演を盛り立ててくれた人たちがいるという事実だけが、明るい要素だ。
何せ、町は行政やゼネコンが作るものではなく、そこに暮す住民たちが創造する
ものだから。

 

[第61回]公演 3月9日(土)18時開演 金沢市(石川県)

この朗読劇は、不特定の市民たちが上演委員会を作って主催する場合が多いが、
他にもさまざまな形がある。
今回は、久しぶりに芸術家集団とのコラボとなった。脱原発をテーマにした
様々な表現者たち(写真家、画家、映画作家、舞踊家など14名)が、3月5日
から10日まで、金沢21世紀美術館を舞台に総合的コラボを展開した。
「もやい展」という冠だが、「縄の結び方」のことで、人々の団結を呼びかけ
ている。どの作品も、表現者たちが原発と正面から対峠しており、力強く魅力的
だった。この催しに参加できたことは嬉しいかぎりだ。

 

[第62回]公演 3月16日(土)13時30分開演 可児市(岐阜県)

主催は、「原発ゼロをめざす可茂の会」と「同・多治見の会」の両者で、
可児市や多治見市周辺のさまざまな団体、グループが結束して、公演
一ヶ月前に入場券を完売した。
活動の中心スタッフは20~30人の中高年女性たちだったが、彼女たち
のきびきびした動きにはびっくりした。
設備の古いホールだったが、彼女たちの中には舞台監督のプロもいて、女性
スタッフたちは、次々とホールの弱点を補正した。
四、五日前に風邪を引き、声が荒れていたので心配したが、当日は、
数回咳込むだけで、何とか無事切り抜けた。
250人の観客全員が応援団のような反応で、心強かった。

 

[第63回]公演 3月24日(日)14時開演 富山市(富山県)

北陸新幹線は、長野へ行くのに何度も利用したが、金沢まで乗ったのは
先週が初めてだった。ずい分時間が短縮されたと感心したが、富山市だと
さらに手前だと気がついてびっくりした。
もう半世紀も前だが、NHKの連続ドラマのロケで、富山に長逗留したことがある。
今では、駅周辺が大開発されていて、昔の風景は完全に消えていた。あのころは、
駅近くに魚市場があり、「ばい貝」という珍味の虜になった。
そのことを話すと、主催の「命のネットワーク・呉東」のスタッフが、
料理店へ連れていってくださった。ばい貝だけではなく白海老もうまかった。
公演も客席は満員、反響も大きく、言うことなし。

 

[第64回]公演 3月30日(土)15時開演 札幌市(北海道)

昨年の秋(9月)での公演は、100人席の小劇場しか借りられなかった。
今回は、アンコール公演の要請に応えたもので、300人の客席は満杯と
なった。主催は、「泊原発を再稼働させない北海道連絡会」。
北海道は知事選の際中で、再稼働推進派と反対派の一騎打ちになっている。

 

[第65回]公演 3月31日(日)14時30分開演 岩内町・共和町(北海道)

札幌から車で約2時間。両町は、泊原発から5~6km以内の最危機地域である。
数千人規模の人口で、中には北電の関係者もいる。あまり表だって意見表明したり、
反対の声を上げられない。集会を開いても、人の集まりが数十人規模でなかなか
盛り上げるのは難しいという。イベントのタイトルが反原発であったり、主催
団体の名称がはっきりしていると、公のホールも貸してくれない。
そんな状況で、今回、120名強の観客を集められたのは大成功。そんたく社会
に一矢を放った。原発さえ無ければ、最高の故郷だと人々は言う。
岩内町には、郷土の風景画家として有名な「木田金次郎美術館」があったので、
駆け足で鑑賞した。木田は、ニセコ周辺の大地主だった有島武郎の支援を受けて、
画業に専念した。地元高校の美術活動も盛んで、他にも有名画家が住み込む風土
がある。

 

[第66回]公演 4月13日(土)13時30分開演 佐久市(長野県)

そもそも今回の公演が決ったのは、昨年九月の松本市(長野県)の公演を、数人の
人々(サラバ原発佐久の会メンバー)が観たことから始まる。佐久市と松本市では
地理的に東西に分かれており、間には山岳地帯が立ちはだかっている。公共交通機関
も便利ではない。しかし、両市の知識人や文化人は、山を越え1時間半のドライブを
ものともせず、往来が盛んである。今回も、同市での公演を見落とした人々が、どっ
と松本市からやってきた。とにかく、知的好奇心が高い。
3週前にはチケットが完売、定員250人のところ、270人が入場した。
公演後、長野市から来たという女性から、是非長野市でもやって欲しいと申し込みが
あった。彼女は、福島からの避難者だという。
新発見があった。ここでは、4月13日時点で桜はまだ開花していない。
残りものには「福」って感じ。

 

[第67回]公演 4月17日(水)18時開演 杉並公演(東京都)

東京での公演は、今回で13回目になる。(世田谷区1、調布1、笹塚6、
三鷹2、立川1、北区1)。日本全国では、67回目となる。
東京での公演の難しさは、公共のホールを簡単に予約ができないことだ。
商業劇場だと、劇場費が高く、最初から採算が取れない。
NPO杉並文化村の人たちは、8ヶ月前にやっとこの小屋を確保し、上演準備に
入った。250~300席くらいの小屋はすべてふさがっていて、ウィークデイの
この日だけを押さえることができた。定員180席は、すでに数ヶ月前から
予約で満杯。文化村の人々が口惜しがることしきりだった。

 

[第68回]公演 4月20日(土)10時開演 室戸市(高知県)

初めての午前公演なので、前日に高知・竜馬空港から、関係者の車で室戸市に入る。
所要1時間40分。室戸市は明治維新のヒーロー、中岡慎太郎の出身地。
中村の宗祖・空海が、長期滞在して修行した場所としても有名。室戸岬の洞窟で
坐禅を組んでいると、太陽が火の玉となって口の中へ飛び込んできたという伝説
がある。その洞窟を訪ね、しばし感慨にひたる。
室戸市は、昔から遠洋まぐろの漁の拠点でもあり、漁師の多い町だったが、
1946年から始まったマーシャル群島海域での米国による水爆実験で、
ここから出港していた漁師たちから、多くの犠牲者を出した。朗読劇でも短い
言及があるが、ドキュメンタリー映画「放射線を浴びたX年後」及びその続編で
詳細が描かれている。
今回の朗読劇でも、これらの映画を監督した伊東英明氏や、被爆で亡くな
った漁師の娘である川口美紗さんがスタッフとして協力して下さった。

 

[第69回]公演 4月21日(日)13時30分開演 高知市(高知県)

前日の室戸に続く連日2回公演だが、どちらも地元の医療法人・恕泉会主導の
プロモーションである。脳神経外科医の内田理事長は、社会貢献のためのさま
ざまな文化事業をバックアップしている。
公演場所は、由緒ある三翠園で、300人以上の観客が集まった。
地理的に遠隔地にあるためかどうかは定かではないが、ここの人々はおっとり
していて人柄がよい。夏の暑さだけが問題だが、自然環境に恵まれた住みやす
そうな土地である。

 

[第70回]公演 4月27日(土)14時開演 町田市(東京都)

4月27日は、10連休の最初の日。前日になってそのことに気がついた。
東京ー町田は、車で移動しても約1時間半なのだが、こんな大連休では、
何時間かかるか分からない。当日入りは無理と判断し、慌ててホテルを
探し、前日の夕方に町田入りした。
当日は、キャンセルも出て、客の入りが心配されたが、188席の定席は
満員で、関係者はホッと胸をなでおろした。
反響もあり、再上演を望む声もある。

 

[第71回]公演 5月5日(日)13時開演 野田市(千葉県)

東京都内からは、かなり移動に時間がかかる。普通電車を使うので、
長時間席につけないと、そのまま公演に入るのはきつすぎる。
そんなわけで、前日の夕方入り。東武鉄道野田市駅は、停車場のように
小さく、周囲は工事現場で、灯のともっている店や建物も少ない。
タクシーを拾い、幹線道路を15分走ってビジネスホテルへ行くようにと
いう指示があった。だが改札を出ても、タクシーどころか、歩いている
人すらいない。やっと小さな交番を見つけ、一人だけいた若い警官に
タクシー乗り場を教えてもらう。「待っていてもタクシーは来ませんよ」
警官は変なことを言った。目立たぬ小さな標識を見つけて、意味が分かった。
「御用の方は電話下さい」と書いてある。電話をすると、民家のような感じで、
中年のオジさんが「しばらくしたら迎えに行く」と言った。ひょっとして、
この町には一台しかタクシーがないのかと思ったら、急にオカしくなって
笑いがとまらなくなった。野田市は「大都市」のイメージがあったのだが、
これはこれでまことにユーモラスで個性的だ。
翌日の公演は、330席の欅ホール(小ホール)は満席。昔の知り合いが、
何組も訪ねてきたのでびっくりした。
本当に不思議な町だ。

 

[第72回]公演 5月11日(土)14時開演 豊岡市(兵庫県)

豊岡市へ陸路で行くと、とてつもなく時間がかかる。
最短は空路だ。羽田から伊丹空港まで小一時間。そこから但馬空港まで35分だが、
これが昔なつかしいプロペラ機。最後にセスナに乗ったのは、北京から北朝鮮に入っ
た1987年だから、32年ぶりということになる。
豊岡市は、環境都市として有名だ。農薬で生物が死に、エサがなくなったコウノトリ
は、古来から住みついていたこの地を去った。
10数年前から、市長を先頭に、無農薬、低農薬農業を実践し、今ではコウノトリ
パークができ、観光の目玉になっている。コウノトリ米はブランドになり、名産品
になった。近くには、文豪たちが愛した城崎温泉が、レトロな街並を残している。
公演は、女性リーダーたちががんばり、250の常設席を20席も上廻る大盛況だ
った。

 

[第73回]公演 5月17日(金)19時開演 八代市(熊本県)

近くには日奈久温泉があり、俳人・種田山頭火が泊ったという木賃宿が一軒、
当時のまま保存されている。
8年前、自作の2人芝居「山頭火物語」を、ここの大旅館の大広間で上演した
ことがある。この上演を推進してくれた人々が、今回の朗読劇上演運動の中心
になっていただいた。八代市には、小規模の公共ホールがなく、小さいもので
も500席のスケールだ。こうしたイベントでは、300人を集めるのも大変
だという。今回は、フタを開けると400人の大盛況だった。新記録だという。
またこの地は、国会議員時代に、球磨川や川辺川のダム問題で何度か視察して
おり、環境活動家たちとも顔なじみだ。今回は、なつかしい人々に会う機会に
もなった。

 

[第74回]公演 5月23日(木)18時30分開演 那覇市(沖縄県)

前日の22日に那覇市に到着。夕方には、沖縄タイムズや琉球朝日放送の
インタビューを受ける。その様子は、QAB朝日放送の動画で、今でも配信
されている。その後、沖縄の知性を代表するジュンク堂で、小一時間の
トークショーを行う。

明けて、沖縄3日連続上演の初日。昼まで時間があったので、国際通り
から、幾つかの商店街を散歩。沖縄には5、6回来ているが、今回は
15年ぶり。風景にさしたる変化はなく、昔のできごとをなつかしく
思い出した。

今回の連続公演は、準備期間も短く、いわばドサクサまぎれの力技で
決まったので、観客動員の結果が心配された。そんなスタッフの不安
を吹き飛ばすかのように、270人の集客があり、ほぼ満員の盛況。

公演後の飲み会には、出版界、社会活動、報道界などから錚々たる
メンバーが20人ほど集合、議論の熱い花が咲いた。中村の隣席には、
琉球大学名誉教授・矢ケ崎克馬氏が坐った。
教授は、原発事故直後から福島で放射能を測定し、物理学の視点から、
内部被曝の危険性を警告してきた。

 

[第75回]公演 5月24日(金)18時30分開演 北谷(沖縄県)

那覇を昼ごろ出発。北谷(ちゃたん)へ向かって北上。
途中、宜野湾市にある民営の佐喜眞美術館に立ち寄る。
沖縄出身の画家たちのコレクションで有名である。出身者ではないが、
[沖縄]をテーマにした絵も数点。中でも丸木位里氏の「沖縄戦の図」
は、壁一面を埋める大作で、迫力満点だった。
建物の屋上には、西海岸を望む展望台がある。
1945年4月、ナチスが敗北すると、米軍は日本を目指した。
ある日、54万人の兵を載せた軍艦1600隻が、読谷村に連なる
海岸にこつ然と現れ、水平線の景色は一変した。この日から沖縄の
悲劇が始り、24万人が命を落とすことになる。米軍による占領
状態は、今日まで変らず続く。この夜も観客はほぼ満杯。

 

[76回]公演 5月25日(土)18時30分開演 名護市(沖縄県)

名護は辺野古を抱える反基地運動の拠点である。
議員時代には、2度ほど激励に訪れた。
今回は立ち寄る時間がなかったが、この芝居の推進者たちの多くは、
基地反対運動にかかわっている。

さて、連続3回の公演で、観客の反応は、本土の公演で感じたもの
と全く同じだった。考えてみれば、戦争が始れば、真っ先に狙われ
るのは北陸や東北の原発立地か、米軍基地のある沖縄である。
つまり、基地と原発は同質の危機を抱えているのである。
最後の公演も、270人くらいの集客ができた。三日間とも同じよ
うな数字が並んだのは偶然だが、嬉しい驚きでもある。

 

[第77回]公演 6月2日(日)14時開演 南会津町(福島県)

南会津町は山岳に囲まれた盆地だが、隣接する只見や檜枝岐を含めた大ブナ
林地帯でもある。古くから林業が盛んだったが、戦後の材木バブルで、億万
長者の一群が生れ、花街も大いに賑ったという。
一時は、日本中の大きな和太鼓の木枠も、ここのけやきで作られていた。
現在の林業は見る影もない。中村の参院議員時代、20000本のブナ林を
斬り倒して、林野庁系の独立法人の収入にくり入れようという工作があった。
中村は自然林保護を主張し、この計画を白紙に戻した。
その時の自然林保護活動家が、今回の公演のスタッフの一人だった。
公演が行われたのは、「御蔵入(おくらいり)交流館」。「御蔵入」とは、
幕府の天領という意味であり、この地が歴史的な意味合いを持っている証
である。現地スタッフは、200名動員を祈っていたが、当日売りも増え、
近い将来の上演参考にと、仙台、郡山、三春などからのプロデューサー達も
加わり、結果230名の超入りとなった。スタッフは、「事件だ!事件だ!」
と大喜びだった。

 

[第78回]公演 6月8日(土)14時開演 盛岡市(岩手県)

岩手県と言えば、花巻を舞台にした連続テレビドラマのロケで、一ヶ月ほど現地の
旅館に滞在したことがある。樹木希林さんと夫婦役で、中村が時々帰宅する外国航
路の船員、希林さんが地元の小学校のハリキリ校長を演じた。今となっては、遠い
昔話になってしまった。
盛岡や雫石、水沢などへも、講演や選挙運動などで何度か足を運んだことがある。
今回の公演は、盛岡の食品業界で活躍する実業家の音頭で実現した。ほとんどの公
演は、上演委員会スタイルで、反原発運動にかかわる地元の活動家などが中心で展
開してきた。とは言え、環境問題に力を入れている個人の努力で実現するケースも
何度かある。今回がその好例である。それにしても、300名以上の集客を目指す
というのは大がかりだ。結果、360名以上が入ったのだからびっくりする。
ほとんどの客が、普段は社会運動の周辺にはいない層で、若い世代もちらほら見受
けられた。劇に対する反応は、これまでの公演と同質のもので、もっと情報が欲し
いという観客の気迫がみなぎっていた。

 

 

 

 

 

2019年6月8日(土)盛岡市公演(岩手県)
14時開演
いわて県民情報交流センター(アイーナ)
7F小田島組☆ほ~る
前売り1800円 当日2000円 学生1000円
ぴょんぴょん舎各店で取り扱っています。
主催:ちいさな木
こどもの未来を描く会

 

2019年6月2日(日)南会津町公演(福島県)
14時開演
お蔵入交流館多目的ホール
主催:「線量計が鳴る」南会津実行委員会・さよなら原発南会津集会
チケット問合せ:さよなら原発南会津集会

 

2019年5月23日(木)那覇市公演(沖縄県)
18時30分開演
桜坂劇場
2019年5月24日(金)北谷町公演(沖縄県)
18時30分開演
北谷ニライセンター(カナイホール)
2019年5月25日(土)名護市公演(沖縄県)
18時30分開演
名護市市民会館中ホール
主催:基地・原発・憲法を考える推進ネットワーク
入場料(全会場共通)
一般/2000円(当日2500円)高校生以下/1000円(当日券のみ)

 

2019年5月17日(金)八代市公演(熊本県)
19時開演
やつしろハーモニーホール
全席自由席
主催:中村敦夫朗読劇「線量計が鳴る」八代上演実広委員会

 

2019年5月11日(土)豊岡市公演(兵庫県)
14時開演
豊岡市民プラザほっとステージ(豊岡駅前アイティ7階)
全自由席
主催:「線量計が鳴る」上演但馬実行委員会

 

2019年5月5日(日)野田市公演(千葉県)
13時開演
野田市欅ホール・小ホール(東武線野田線愛宕駅から10分)
全席自由席
大人2000円(18歳以下無料)
主催:平和のための戦争展・野田2019実行委員会

 

2019年4月27日(土)町田市公演(東京都)
14時開演
町田市民フォーラム ホール(3階)
東京都町田市原町田4-9-8(サウスフロントタワー町田)
https://www.city.machida.tokyo.jp/community/shimin/com/com14.html#cms3B6A1
チケット:2,000円(要申込 184席 全席自由席)
主催:原発事故を考える町田市民の会
(ブログ: http://machidasimin.blogspot.com )

 

2019年4月21日(日)高知市公演(高知県)
13時30分開演
三翠園1階「富士の間」
全席自由
主催:医療法人恕泉会 内田脳神経外科

 

2019年4月20日(土)室戸市公演(高知県)
10時開演
ニューサンパレスむろと
全席自由
主催:医療法人恕泉会 内田脳神経外科

 

2019年4月17日(水)杉並公演(東京都)
18時開演
杉並公会堂小ホール
入場料:2000円
全席自由席190席・車椅子席4席
主催:「線量計が鳴る」を上演する杉並の会

 

2019年4月13日(土)佐久市公演(長野県)
13時30分開演
市民連錬センター
全席自由席
前売2000円(当日2500円)
高校大学生1000円 小中学生無料
プレイガイド:西澤書店(野沢)
主催:サラバ原発佐久の会

 

2019年3月31日(日)岩内公演(北海道)
14時30分開演
共和町生涯学習センター大ホール
チケット前売り1500円・当日2000円
*高校生以下無料
主催:「線量計が鳴る」上演実行委員会

 

2019年3月30日(土)札幌市公演(北海道)
15時開演
札幌エルプラザ3F大ホール
チケット前売り1800円・当日2000円
(前売り券が完売の場合、当日券はありません)
チケット取り扱い:大丸プレイガイド、道新プレイガイド
主催:泊原発を再稼働させない北海道連絡会

 

2019年3月24日(日)富山市公演(富山県)
14時開演
サンフォルテ・ホール(富山県民共生センター)
全席自由
前売1800円 当日2000円
チケット取扱:アーツナビ
主催:命のネットワーク・呉東

 

2019年3月16日(土)可児市公演(岐阜県)
13時30分開演
可児市文化創造センター 演劇ロフト1F
前売り1500円・当日2000円・高校生以下無料
主催:中村敦夫朗読劇を観る会

 

2019年3月9日(土)金沢市公演(石川県)
18時開演
金沢21世紀美術館シアター21
全席自由席
前売券1800円(障碍者1300円。介助者1名含む)
当日券2000円
前売り完売の場合、当日券はございません。全180席
主催:「線量計が鳴る」金沢実行委員会

 

2019年3月2日(土)名張市公演(三重県)
18時開演
名張市総合福祉センターふれあい
前売:1500円 当日:1800円
(収益金の一部を福島のこどもに)
主催:中村敦夫朗読劇上演実行委員会

 

2019年2月23日(土)京都市公演(京都府)
14時開演
京都教育文化センター
全席自由席
主催:京都府保険医協会

 

2019年1月19日(土)北区王子公演(東京都)
14時開演
王子北とぴあペガサスホール
チケット2000円(全席自由)
主催:NPO法人ふくしま支援・人と文化ネットワーク

 

2019年1月11日(金)仙台市公演(宮城県)
13時30分開演
法運寺
仙台市若林区連坊2-8-10
仙台市営地下鉄東西線 連坊駅 西1出口より徒歩2分
前売券:2000円/当日券:2500円/中高生:1000円
*小学生以下無料
主催:朗読劇「線量計が鳴る」仙台実行委員会